テスラ、８月の中国販売が前年比３．０％増　来年後半から中国で６人乗りの「モデルＹ」も計画＝米国株個別

（NY時間09:48）（日本時間22:48）

テスラ<TSLA>　214.50（+0.39　+0.18%）

中国乗用車協会（CPCA）が２日発表した速報値によると、テスラ<TSLA>の８月の中国での車両販売は８万６６９７台と前年比３．０％増となった。７月からは１７％増加した。中国政府が積極的に推進するＥＶ・ハイブリッド車（ＨＶ）への下取り補助金プログラムが需要を押し上げた。中国国内で消費低迷にもかかわらず、政府が新エネルギー車の買い替え補助金を最近倍増させたことが販売増に寄与した。

中国の公式データによると、中国全体の補助金申請件数は８月時点で８０万件超に達している。しかし、テスラは２桁の伸びを記録した中国の主要競合企業には依然後れをとっている。中国のＥＶ大手ＢＹＤは前年比３５％増の３７万８５４台と過去最高を更新。理想汽車（リ・オート）は３８％増の４万８１２２台となった。

また、テスラは２０２５年後半から中国で６人乗りの「モデルＹ」を生産する計画だと伝わっている。ロイター通信が関係者の話として伝えた。同社はサプライヤーに対し、上海工場でのモデルＹの生産が２桁増加することに備えるよう要請しているという。

テスラ株は小幅高での推移。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース