リカージョン・ファーマが大幅安 主要評価項目達成もアナリストらは失望と評価=米国株個別
リカージョン・ファーマ<RXRX>が大幅安。脳海綿状血管腫(CCM)患者を対象とした治験薬「REC-994」の中間試験において、安全性と耐容性の主要評価項目を達成した。ただ、アナリストらは詳細の不足と明確なシグナルの欠如を失望と評している。
アナリストは「今回の結果は疑問が残るとし、投資家の信頼を強める明確な有効性のシグナルが欠如していることを考えると、株価が下落しても驚きではない」と述べている。一方、別のアナリストは「結果に定量的な詳細が欠けていることや、詳細なデータ発表の時期および次のステップの見通しが立っていないことも相まって、投資家は慎重姿勢で受け止めていると思われる」とも評していた。
【企業概要】
生物学を解読することで創薬の産業化を目指すバイオテクノロジー会社。テクノロジー・生物学・化学を統合し、患者の生活の根本的改善に取り組む。脳空洞奇形、神経線維腫症2型、家族性大腸腺腫症、AXIN1またはAPC変異固形癌などを対象とした治療薬の開発を進める。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース