【市場反応】加中銀は予想通り利下げ、CPIの上昇の可能性言及で加ドル買い
カナダ中銀は金融政策決定会合で市場の予想通り政策金利(翌日物貸出金利)を0.25ポイント引き下げ4.25%に決定した。
マックレム総裁は「もし、インフレ率が引き続き低下したら、追加利下げの可能性が強い」と繰り返し、データ次第で追加利下げの可能性を示唆した。また、下半期のGDP見通しに下方リスクが見られると指摘。
同時に、総裁がCPIは鈍化も、ベースエフェクトにより年後半に再び上昇する可能性を指摘したためカナダドル買いが強まった。ドル・カナダは1.3565カナダドルから1.3508カナダドルまで下落。カナダ円は107円13銭から106円62銭まで下落し、8月26日来の安値を更新した。
【金融政策】
・カナダ中銀:政策金利(翌日物貸出金利)を0.25ポイント引き下げ4.25%に決定
【マックレム加中銀総裁】
「もし、インフレ率が引き続き低下したら、追加利下げの可能性が強い」
「経済成長の加速を望む」
「我々はインフレで2%以上と同様に2%以下の動向にも注意する」
「下半期のGDP見通しに下方リスクが見られる」「CPIは鈍化も、ベースエフェクトにより上昇する可能性も」
《KY》