8月の米企業の自社株買いが記録的規模に
米企業は先月に新たに1070億ドル相当の自社株買い計画を発表した。ブルームバーグが株式市場分析を手掛けるビリニー・アソシエーツ社のデータをもとに伝えた。8月としては2021年に記録したこれまでの最高額を17%上回ったという。
米株式市場は8月5日に急落したが、米大手証券のデータによると、米企業はその数日後に自社株買いを活発化させていたという。ビリニー・アソシエーツ社のルービン社長は「企業は向こう数カ月の自社の見通しに違和感を持たなくなってきており、多額の現金も創出している」と述べた。
自社株買いは時価総額の大きいIT・ハイテク企業や通信サービス以外にも広がっているという。ルービン社長は「総じて企業利益とキャッシュフローが健全であることを示している」とも語った。
株探ニュース