9月4日のNY為替概況
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円20銭から143円85銭まで下落し、引けた。
米7月JOLT求人件数は6月から予想以上に減少し21年1月来で最低となったため労働市場の減速懸念に利下げ観測が一段と強まり、長期金利低下に伴いドル売りに拍車がかかった。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも緩やかな景気減速の兆候が示され、さらなるドル売り圧力となった。
ユーロ・ドルは1.1040ドルから1.1095ドルまで上昇し、1.1076ドルで引けた。
ユーロ・円は、160円47銭から159円33銭まで下落。日欧金利差縮小観測にユーロ売り、円買いが強まった。
ポンド・ドルは1.3106ドルから1.3175ドルまで上昇した。
ドル・スイスは0.8519フランまで上昇後、0.8469フランまで下落。
[経済指標]
・米・7月製造業受注:前月比+5.0%(予想:+4.7%、6月:-3.3%)
・米・7月JOLT求人件数:767.3万件(予想:810万件、6月:791万件←818.4万件)
・米・7月耐久財受注改定値:前月比+9.8%(予想:+9.9%、速報値:+9.9%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比-0.2%(予想:-0.2%、速報値:-0.2%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比-0.3%(速報値:-0.4%)
・米・7月貿易収支:-788億ドル(予想:-790億ドル、6月:-730億ドル←-731億ドル)
《KY》