ハークスレイ Research Memo(9):新配当方針を発表。2028年3月期まで毎年2.0円から3.0円の増配期待
■株主還元策
ハークスレイ<7561>は、従来より株主への利益還元を経営上の重要課題と認識した配当を行ってきたが、中期経営目標の始動と並行して、新たな配当方針を2024年6月に発表した。
安定的な配当の継続を基本方針とし、将来に向けた成長投資に利益を配分するとともに、株主への利益還元重視の姿勢をより明確にするため、1株当たり当期純利益の伸長に合わせて「前年を下回らない増配を目指す」としている。中期経営目標では最終年度の2028年3月期に年間配当35.0円とする目標を掲げており、毎年2.0円から3.0円前後の増配ペースが期待できる。自己株式の取得については、資本水準や株式市場の環境に加え、ROEや1株当たり当期純利益が伸長する効果を総合的に勘案し、機動的に実施するとしている。
なお、2024年3月期の配当金は好調な増益を背景に、年間配当24.0円(前期比6.0円増配)、DOE(株主資本配当率)は1.8%となった。2025年3月期は、年間配当26.0円(同2.0円増配)、DOE1.9%を予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
《HN》