東映アニメに強気評価、国内有力証券は目標株価3700円に引き上げ
東映アニメーション<4816>に強気評価が出ている。岩井コスモ証券は4日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を3200円から3700円に引き上げた。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比3.2倍の66億8000万円と大幅増益となった。前期に「聖闘士星矢 The Beginning」で計上した大幅な評価損が剥落したほか、コロナ禍以降のアニメ人気の高まりを受けて、海外売上高が拡大している。8月からの「THE FIRST SLAM DUNK」の復活上映や、10月公開の「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 真正版」が期待される。また「ドラゴンボールDAIMA」も10月から開始される。同証券では25年3月期の同利益は会社予想200億円(前期比14.4%減)に対して254億円への増額修正を予想している。