話題株ピックアップ【夕刊】(1):ACCESS、弁護士COM、積水ハウス

注目
2024年9月5日 15時10分

■ACCESS <4813>  1,403円  +161 円 (+13.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ

ACCESS<4813>が3日ぶりに急反発。同社や日本電信電話<9432>、NEC<6701>など9社は4日、各社が持つ技術や製品を組み合わせて400Gbpsの高速データセンター間接続を実現するIOWNネットワークソリューションを提供する体制が整ったと発表。これが材料視されたようだ。今後はデータセンター間接続の更なる高速・大容量化のニーズに加えて、データセンター内のバックエンドネットワークの高速・大容量化やデータセンターの電力消費量削減のニーズなどに対しても、各社が持つ技術や製品等を組み合わせることで対応するとしている。

■ミガロホールディングス <5535>  2,054円  +139 円 (+7.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位

ミガロホールディングス<5535>は大幅反発。正午ごろ、子会社バーナーズが展開するSalesforceを中心としたMA・CRM・SFAツールの導入・活用・定着支援などのクラウドインテグレーション事業で、顧客と契約するプロジェクト数が200件を突破したと発表。業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。

■弁護士ドットコム <6027>  3,620円  +205 円 (+6.0%)  本日終値

弁護士ドットコム<6027>が反発。同社はきょう、奈良県及び県内の12市町村の計13自治体で、自社の契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」の導入が決まったと発表。これが株価を刺激したようだ。クラウドサインは、契約の締結から管理、人工知能(AI)レビューと一貫してデジタル上で完結できる契約マネジメントプラットフォーム。電子署名法に準拠した電子署名とタイムスタンプによって円滑かつ安全な契約締結ができ、23年には汎用型電子契約サービスで日本初となる「マイナンバーカード署名」機能もスタートしている。

■エニマインド <5027>  1,303円  +58 円 (+4.7%)  本日終値

AnyMind Group<5027>が4日ぶりに反発した。5日、韓国でユーチューバーをはじめとするクリエーターのマネジメントなどを手掛けるSANDBOX NETWORK(サンドボックスネットワーク)と、グローバルマーケティングに関する覚書を締結したと発表。これが株価の支援材料となったようだ。エニマインドはサンドボックスに対し、デジタルマーケティングに関するソリューションを提供する。サンドボックス所属のクリエーターは、エニマインドのプラットフォームを通じ、企業などのPR案件の紹介を受けることが可能になるという。

■パークシャ <3993>  3,275円  +135 円 (+4.3%)  本日終値

PKSHA Technology<3993>が大幅反発。この日午前中、大阪市高速電気軌道(大阪市西区、以下「Osaka Metro」)と画像認識技術を用いて白杖や車いすを検知する「AI見守りシステム」を共同開発したと発表しており、好材料視された。同システムは、既存の防犯カメラ映像から白杖または車いすの利用者を検知して駅係員に通知するもの。21年11月から実証実験を行いながら両社で共同開発を進め、検知率90%以上と高い検知精度が確認できたため本格導入に至ったとしており、9月25日から順次、Osaka Metroの改札口に導入するとしている。

■野村総合研究所 <4307>  5,132円  +148 円 (+3.0%)  本日終値

4日の取引終了後、日経平均株価の定期入れ替えが発表され、野村総合研究所<4307>と良品計画<7453>が新規採用となり、日本製紙<3863>とDIC<4631>が除外された。これを受け、この日の東京市場では野村総研が堅調に推移した。

■積水ハウス <1928>  3,837円  +103 円 (+2.8%)  本日終値

積水ハウス<1928>が強含み。同社はきょう午後1時ごろ、25年1月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しを従来の3000億円から3200億円(前期比18.1%増)に引き上げたことが買い手掛かりとなったようだ。売上高予想も3兆8750億円から4兆円(同28.7%増)に上方修正。米国での戸建て住宅事業が好調なことや、都市再開発事業の順調な進捗を踏まえて見直したとしている。

■IGポート <3791>  1,948円  +52 円 (+2.7%)  本日終値

IGポート<3791>が堅調推移。5日、グループ会社のウィットスタジオがテレビアニメーション「真・侍伝YAIBA」の制作を決めたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。1988年から93年まで週刊少年サンデーで連載されたコミックス「YAIBA」を原作とするアニメーション。YAIBAは「名探偵コナン」の原作者である青山剛昌氏の著作で、全24巻の累計発行部数は1700万部を突破している。監督は蓮井隆弘氏、キャラクターデザイン・総作画監督は亀田祥倫氏、音楽はやまだ豊氏が務め、主人公の鉄刃(くろがねやいば)役は高山みなみ氏が演じる。

■フィナHD <4419>  1,043円  +25 円 (+2.5%)  本日終値

Finatextホールディングス<4419>が大幅反発。午前11時ごろ、子会社ナウキャストが保険見直し本舗グループ(東京都新宿)と保険代理店の営業活動における生成AI活用で協業すると発表しており、好材料視された。ナウキャストが提供する、ファイナンシャルアドバイザリー業務の効率化を生成AIで支援する「Finatext Advisory Assist」に、保険代理店業界の専門用語を学習させた「Finatext Advisory Assist for 保険代理店」を新たに開発。「保険見直し本舗」に順次導入し、25年中に全国350店以上の店舗での導入を目指す。これにより、営業業務の効率化及び提案品質の向上を図るとしている。

■KeePer技研 <6036>  4,030円  +90 円 (+2.3%)  本日終値

KeePer技研<6036>が反発。4日の取引終了後に発表した8月度のキーパーラボ運営事業の8月度月次売上高で、既存店売上高が前年同月比7.6%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。8月は初日から晴天続きの猛暑となり、特に洗車での来店が多いなか、コーティング需要も高まった。一方、お盆明け以降は台風が立て続けに発生し、全国的に来店台数が一気に減少したが、8月後半に予約のあったEXキーパーを中心とした高価格帯のコーティングの多くが9月に変更されているため、9月は期待が持てるとしている。

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