ダウ先物は前日終値を挟んで上下動 明日の米雇用統計にらみ=米国株

市況
2024年9月5日 22時00分

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:49)(日本時間21:49)

ダウ先物 41052(+1.00 +0.00%)

S&P500 5523.50(-6.50 -0.12%)

ナスダック100先物 18894.00(-68.50 -0.36%)

米株価指数先物市場でダウ先物は前日終値を挟んで上下動しているものの、ナスダック100、S&P500は軟調に推移している。先ほど発表になった8月のADP雇用統計が予想を下回ったことで売りが優勢になる場面が見られたものの、落ち着いた反応が見られている。

米株式市場は米経済の健全性やFRBの利下げペースへの不透明感が続くなか、ここ数日間不安定な動きを続けている。市場は明日の米雇用統計に注目しており、FRBが利下げ開始を準備する中、米経済がソフトランディングできるかを評価しようとしている。

前日発表の米求人件数が予想以上の減少を示し、米地区連銀経済報告(ベージュブック)で経済活動が横ばいか減少と報告されたことを受けて、利下げペース拡大への観測を強めている。短期金融市場では今月のFOMCでの大幅利下げの確率を45%まで上昇させており、年内は計1.00%ポイントの利下げを織り込んでいる状況。

「米経済のソフトランディングシナリオは依然として有効だと考えるが、今後2―3カ月は難しい時期になる可能性がある」といった声や、「FRBが0.50%ポイントの大幅利下げを実施した場合、株式市場はそれをネガティブに受け止めるリスクがある。それはFRBが経済に何か問題があると見ていることを意味するからだ」といった声も聞かれる。

本日は明日の米雇用統計を巡って神経質な展開も想定される。

HPエンタープライズ<HPE>が決算を受け時間外で下落。粗利益率が予想を下回ったことがAI需要の追い風を相殺している。

AIアプリケーション開発のC3・ai<AI>が決算を受け時間外で大幅安。サブスクでの売上が20%増収となったものの予想に届かなかった点が嫌気されている模様。

ゴルフ用品およびサービスのトップゴルフ・キャロウェイ・ブランズ<MODG>が時間外で上昇。同社はキャロウェイ部門とトップゴルフ部門の事業分割の意向を発表した。

動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を従来の50ドルから72ドルに引き上げた。

(NY時間08:59)(日本時間21:59)時間外

HPエンタープライズ<HPE> 18.00(-0.77 -4.10%)

C3・ai<AI> 18.42(-4.59 -19.95%)

トップゴルフ・キャロウェイ<MODG> 11.36(+0.60 +5.58%)

ロク<ROKU> 66.28(+2.73 +4.30%)

アップル<AAPL> 220.36(-0.49 -0.22%)

マイクロソフト<MSFT> 406.90(-2.00 -0.49%)

アマゾン<AMZN> 174.95(+1.62 +0.93%)

アルファベット<GOOG> 157.20(-0.61 -0.39%)

テスラ<TSLA> 225.01(+5.60 +2.55%)

メタ<META> 510.57(-2.17 -0.42%)

エヌビディア<NVDA> 105.35(-0.86 -0.81%)

AMD<AMD> 139.50(-1.37 -0.97%)

イーライリリー<LLY> 945.00(-1.31 -0.14%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.