５日の米株式市場の概況、ＮＹダウ２１９ドル安 予想下回る米ＡＤＰ雇用者数が重荷
５日の米株式市場で、ＮＹダウは前日比２１９．２２ドル安の４万０７５５．７５ドルと反落した。８月のＡＤＰ全米雇用リポートは、非農業部門の雇用者数が前月比９万９０００人増と市場予想を下回った。米国景気の減速懸念が広がり、全体相場の重荷となった。もっとも翌日に８月の米雇用統計の発表を控えており、様子見ムードも強かった。
コカ・コーラ<KO>やユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が軟調推移。ヒューレット・パッカード・エンタープライズ<HPE>とＣ３・ａｉ<AI>が大幅安となった。半面、メルク<MRK>が買われ、オラクル<ORCL>が底堅く推移した。
ナスダック総合株価指数は４３．３６５ポイント高の１万７１２７．６６１と３日ぶりに反発した。アマゾン・ドット・コム<AMZN>やテスラ<TSLA>が高く、エヌビディア<NVDA>がしっかり。ロク<ROKU>とアプライド・デジタル<APLD>が急伸した。一方、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が水準を切り下げたほか、ヴェリント・システムズ<VRNT>やＡＳＴスペースモバイル<ASTS>が急落した。
