【市場反応】米8月雇用統計は警戒された程落ち込まず、9月利下げ確率は依然50%、ドル荒い展開

市況
2024年9月6日 22時17分

米労働省が発表した8月雇用統計で、失業率は4.2%と予想通り7月4.3%から低下した。

同月農業部門雇用者数は前月比+14.2万人と、伸びは5月来で最大となったが、予想+16.5万人を下回った。7月分は+8.9万人と、+11.4万人から、6月分は11.8万人と、17.9万人からそれぞれ下方修正された。過去2カ月分合わせて8.6万人の下方修正。

平均時給は前年比+3.8%と、伸びは7月+3.6%から拡大した。労働参加率は62.7%と変わらずだった。

結果は警戒されていたほど、悪化せず50BPの利下げ確率は50%にとどまっている。賃金の伸びが予想を上回り一時金利上昇も、6月、7月の下方修正を受け低下する荒い展開。

米2年債利回りは3.788%まで上昇後、3.633%まで低下した。ドルも乱高下。ドル・円は144円01銭へ上昇後、142円01銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.1081ドルへ下落後、1.1155ドルへ上昇。ポンド・ドルは1.3155ドルへ下落後、1.3238ドルへ上昇した。

【経済指標】

・米・8月失業率:4.2%(予想:4.2%、7月:4.3%)

・米・8月非農業部門雇用者数:+14.2万人(予想:+16.5万人、7月:+8.9万人←+11.4万人)

・米・8月平均時給:前年比+3.8%(予想:+3.7%、7月:+3.6%)

《KY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.