スーパー・マイクロが3日続落 アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ=米国株個別
(NY時間10:12)(日本時間23:12)
スーパー・マイクロ<SMCI> 397.86(-16.74 -4.04%)
AIサーバーのスーパー・マイクロ<SMCI>が3日続落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の950ドルから500ドルまで引き下げている。それでも現行よりは20%高い水準。今回の措置は同社が8月下旬に年次報告書の提出を遅らせると発表した後に実施。
「事業基盤に変化がないにもかかわらず、規制当局へのコンプライアンス回復に不透明感がある中、投資家が同社株に新規参入する明確な根拠はない」と述べている。ただ、同社はコンプライアンスを回復する可能性が高く、投資家はこの出来事が需要や業績見通しにそれほど影響を与えていない兆候を探ることになるだろうとも語っている。
同アナリストは同社株をショートポジションとしているヒンデンブルグのレポートにも言及。今回の大幅な目標株価引き下げは利益低下によるものだとし、結果として同社は不確実性の影響により成長が鈍化した企業群に属することになるだろうと述べている。
【企業概要】
エンタープライズデータセンター・クラウドコンピューティング・人工知能・5Gなど幅広い市場向けに、アップリケ―ションに最適化されたストレージシステムを提供する。また、顧客がコンピューティングインフラをインストール・アップグレード・保守できるように、サポートとサービスも行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース