豪ドル週間見通し:下げ渋りか、政策金利の長期据え置き予想が下支え
■下落、米国の景気減速懸念強まる
今週の豪ドル・円は下落し、週末前に95円を下回った。米国の製造業や雇用関連指標の予想下振れを受け、景気減速懸念が再燃し、米国の主要株価指数は下落し、リスク回避的な豪ドル売り・円買いが活発となった。日本銀行は追加利上げに前向きとの見方が再浮上したことも円買いにつながった。取引レンジ:94円78銭-99円87銭。
■下げ渋りか、政策金利の長期据え置き予想が下支え
来週の豪ドル・円は下げ渋りか。4-6月期国内総生産(GDP)成長率は鈍化したが、豪準備銀行(中央銀行)のインフレ上方リスクへの根強い警戒感から、政策金利の据え置きは長期化するとの見方が豪ドルの下支えとなる。ブロック総裁も直近で「理事会は近い将来に利下げを行う位置にあるとは想定していない」と述べている。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:94円00銭-98円00銭
《FA》