英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英国経済の回復に期待感
■軟調推移、日米株安を嫌気したポンド売り強まる
今週のポンド・円は軟調推移。日米株安を嫌気したリスク回避のポンド売り・円買いが活発となった。英中央銀行は早期の追加利下げに慎重との見方はあるものの、日本銀行による年内追加利上げ観測は後退していないため、日英金利差の段階的な縮小を想定したポンド売り・円買いも観測された。取引レンジ:186円52銭-193円48銭。
■下げ渋りか、英国経済の回復に期待感
来週のポンド・円は下げ渋りか。日本銀行は今月19-20日開催の金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決める公算だが、植田総裁は金融正常化に前向きで円買いに振れやすい展開に。一方、英国の経済指標はやや改善しており、景気回復への期待でポンド売り・円買いは一服する可能性がある。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11日:7月鉱工業生産(6月:前月比+0.8%)
・11日:7月商品貿易収支(6月:-188.94億ポンド)
予想レンジ:185円00銭-189円00銭
《FA》