すかいらーくが全般大波乱のなか頑強、九州のうどんチェーン買収で業容拡大に期待
すかいらーくホールディングス<3197>が全般波乱相場のなかも頑強な値動きを示している。足もと外国為替市場で1ドル=142円近辺までドル安・円高が進んでいることが輸出セクターを中心に全体相場の下げを助長しているが、同社は円高による輸入採算の改善が収益面で追い風となる。ファミレス最大手で業態も和食や中華など多岐にわたるが、前週末6日取引終了後に九州でうどん・和食チェーンを経営する資さん(北九州市)の全株式を取得し子会社化(取得価額は240億円)することを発表、これが一段の業容拡大につながるとの思惑を誘っている。すかいらーくはM&A戦略を駆使して事業規模の拡大に前向きに取り組む構えにあるが、今回の買収はその一環として株価の刺激材料となったようだ。