アイルが大幅反発、25年7月期は連続最高益・増配計画で買い安心感広がる
アイル<3854>が大幅反発している。同社は前週末6日の取引終了後、24年7月期の連結決算発表にあわせ、25年7月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比9.4%増の191億5000万円、最終利益は同12.8%増の32億5700万円を見込む。前期に続き過去最高益の見通しとしたほか、前期の年間配当について従来の予想から1円増額して41円としたうえで、今期の年間配当予想は前期比6円増配の47円としており、買い安心感が広がったようだ。
中堅・中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)需要を背景に市場におけるニーズは引き続き堅調と想定。潤沢な受注残もあって、今期は人件費の増加や広告宣伝費の増加などをこなして増益を計画する。24年7月期の売上高は前の期比9.9%増の175億800万円、最終利益は同16.8%増の28億8700万円だった。同社は新たな中期経営計画の目標値についても開示。27年7月期の売上高を235億円、最終利益を44億7300万円とする計画も公表している。