カナモトがプラスに転じる、第3四半期は2ケタ営業増益
カナモト<9678>は全般安に連れ安く始まったものの、その後プラスに転じている。前週末6日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年11月~24年7月)連結決算で、営業利益が90億2900万円(前年同期比16.4%増)と2ケタ増益となったことが好感されている。需要動向を見極めたレンタル用資産の適正配置やレンタル単価の適正化などに取り組んだことが奏功した。
売上高は1518億6100万円(同4.6%増)となった。主力の建設関連で、交通インフラ整備や災害対策工事に加え、安全保障に関わる防衛関連工事など、同社のシェアの高い北海道や九州エリアでの大型案件が継続して施工されていることが寄与した。
なお、24年10月期通期業績予想は、売上高2053億円(前期比4.0%増)、営業利益141億円(同17.9%増)の従来見通しを据え置いている。