ビッグ・ロッツが破産法１１条の手続き開始　投資会社ネクサスと身売り契約を締結　株価は取引中断＝米国株個別

ディスカウントストアのビッグ・ロッツ<BIG>が先週末にデラウェア州で連邦破産法１１条の手続きを自主的に開始した。同社は長年に渡る既存店売上高の減少と店舗閉鎖に苦しんだ後、裁判所の保護を求めた。推定負債額は１０億－１００億ドルで推定資産は１０億－１００億ドル。

裁判所の監督下で同社の資産と継続中の事業を売却する計画だが、同社の発表によると、投資会社ネクサス・キャピタルの関連会社が買収で合意。契約に基づき、ネクサスは先行入札者として入札に参加し、他の入札者からより良い条件の提示がなければ、ネクサスが事業を買収することになる。

ネクサスが落札者であり続ける場合、この取引は２０２４年第４四半期中に完了する見込み。

ただ、株価はニュース確認で本日は開始から取引を中断している。

【企業概要】

米国の大手小売りチェーンで、製造業者の生産超過品・パッケージ変更・生産中止品・有名メーカーの見切り品などを低価格で販売する。食品・家具・家電・玩具・日用品・衣料品など幅広い商品を取り扱う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース