ダウ先物は小幅高 米大統領選TV討論会を前に様子見の雰囲気も=米国株

市況
2024年9月10日 22時02分

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:50)(日本時間21:50)

ダウ先物 40925(+43.00 +0.11%)

S&P500 5496.00(+16.50 +0.30%)

ナスダック100先物 18760.25(+68.00 +0.37%)

米株価指数先物市場でダウ先物は小幅高で推移している。前日の米株式市場は先週の下落に歯止めがかかった格好となったが、本日は様子見の雰囲気が広がっているようだ。

本日の現地時間夜(日本時間11日午前)に開催されるハリス副大統領とトランプ前大統領の初の米大統領選TV討論会を控え、政治を巡る不透明感も確認したい意向も強いようだ。

また、市場は明日の消費者物価指数(CPI)と木曜日の生産者物価指数(PPI)を確認したい意向も強い。来週のFOMCでの利下げは確実視されており、0.25%ポイントの通常利下げがほぼ確実視されている。上記のインフレ指標がよほどの数字でない限り、その見方に変化はないものと見られているが、市場はそれ以上にその後の利下げペースがどうなるのか市場はヒントを得たがっている。

短期金融市場では年内に計1.00%の利下げを織り込んでおり、それは0.50%ポイントの大幅利下げがどこかのタイミングであることを意味する。その見方が適切なのか手掛かりを探っているようだ。

ストラテジストからは慎重な見方も出ている。「株式の評価が高止まりしているものの、マクロの勢いがまちまちで政策の不透明感が高まっている。そのため株式には更なる下落リスクがあるというのがわれわれの見解だ。弱気相場入りまでは見込んでいないが、年末にかけてリスク調整後の株式リターンは低下する可能性が高いと考えている」と述べている。

オラクル<ORCL>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。AIの需要が同社のクラウドコンピューティング事業の売上増に引き続き貢献していることを示した。

アップル<AAPL>が時間外で小幅に続落。同社はきょう、アイルランドでの130億ユーロの追徴課税を巡る法廷闘争に敗れた。EUにとっては、加盟国が大企業に与える優遇措置の取り締まりに弾みが付いた格好となった。

HPエンタープライズ<HPE>が時間外で下落。転換優先株の発行を発表。13億5000万ドル分のシリーズC強制転換条項付きの転換優先株の募集を開始したと発表。

アボガドなど生鮮食品卸のキャラボ・グロワーズ<CVGW>が決算を受け時間外で大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。主力のアボカド事業における継続的な勢いを反映。

(NY時間09:00)(日本時間22:00)時間外

オラクル<ORCL> 152.25(+12.36 +8.84%)

HPエンタープライズ<HPE> 16.70(-0.90 -5.11%)

キャラボ・グロワーズ<CVGW> 26.43(+2.43 +10.13%)

アップル<AAPL> 219.20(-1.71 -0.77%)

マイクロソフト<MSFT> 408.90(+3.18 +0.78%)

アマゾン<AMZN> 177.59(+2.19 +1.25%)

アルファベット<GOOG> 150.88(+1.34 +0.90%)

テスラ<TSLA> 220.15(+3.88 +1.79%)

メタ<META> 507.59(+2.80 +0.55%)

エヌビディア<NVDA> 107.88(+1.41 +1.32%)

AMD<AMD> 139.00(+0.85 +0.62%)

イーライリリー<LLY> 912.51(+4.24 +0.47%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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