オラクルが決算受け大幅高 AI需要がクラウド事業の売上増に貢献 AWSとの提携も発表=米国株個別

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2024年9月10日 22時39分

(NY時間09:35)(日本時間22:35)

オラクル<ORCL> 154.22(+14.33 +10.24%)

オラクル<ORCL>が大幅高。前日引け後に6-8月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。AIの需要が同社のクラウドコンピューティング事業の売上増に引き続き貢献していることを示した。

カッツCEOは声明で「クラウドサービスがわれわれの最大の事業となったことで、営業利益と1株利益の成長が加速した」と述べている。また、「残存履行義務が990億ドルで、この数字は通年での増収増益を後押しするだろう」とも語っていた。

同社はまた、アマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)のクラウド上で同社のデータベースを利用できるようにする新たな契約を発表。同様の契約はマイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOG>傘下のグーグルとも以前に発表していた。

アナリストは「季節的な弱さにもかかわらず、同社がまたも好調な四半期を達成した」と指摘。「季節的に低迷する第1四半期において、同社は好調な業績を達成した。全地域で売上高の伸びが加速しており、米国では7%の成長を達成した」と述べた。

また、別のアナリストはAWSとの提携について「クラウドインフラとデータベース事業をさらに改善させる可能性がある。旺盛な需要を満たすために同社が直面している供給上の課題を上回るものであり、堅調なブッキングがそれを裏付けている」と述べている。

(6-8月・第1四半期)

・1株利益(調整後):1.39ドル(予想:1.33ドル)

・売上高:133.1億ドル 6.9%増(予想:132.6億ドル)

クラウドインフラ(IaaS):22.0億ドル(予想:22.0億ドル)

クラウドアプリ(SaaS):35.0億ドル(予想:34.1億ドル)

クラウドサービスおよびライセンス:47.7億ドル 6.7%増(予想:47.5億ドル)

ハードウェア:6.55億ドル(予想:6.90億ドル)

サービス:12.6億ドル(予想:13.5億ドル)

・営業利益(調整後):57.1億ドル(予想:55.9億ドル)

・残存履行義務:990億ドル

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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