ポールHDがしっかり、7月中間期業績は計画上振れで着地
ポールトゥウィンホールディングス<3657>がしっかり。同社は10日の取引終了後、25年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算に関し、売上高が前年同期比11.0%増の242億8800万円、経常利益が同8.3%減の4億1000万円となったと発表した。売上高は計画を上回って着地し、経常損益は赤字予想から実績は黒字となったことから、見直し買いを誘う格好となったようだ。海外ソリューションで業界環境が堅調に回復した。事業整理に伴う一時費用の一部が第3四半期(8~10月)以降に後ろ倒しになったことや、採用費の圧縮なども寄与した。
一方、国内ソリューションにおける一部EC大型案件の終了や、ゲームメーカーでの新規タイトルの開発中止・延期による影響で、25年1月期の通期では、売上高と営業・経常利益の見通しを下方修正した。ただ、海外ソリューションやメディアコンテンツに関して事業整理が順調に進み、税金費用が抑えられる見込みとなり、最終利益予想は7500万円増額して3億2200万円に引き上げた。前期は19億2000万円の最終赤字だった。