ゲームストップが決算受け大幅安 売上高が予想下回る 追加株式発行の承認を当局に申請=米国株個別
(NY時間09:58)(日本時間22:58)
ゲームストップ<GME> 20.00(-3.45 -14.71%)
ゲームソフト販売のゲームストップ<GME>が大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想外の黒字となったものの、売上高が予想を下回った。
アナリストからは「今回の残念な結果は、同社の小売ビジネスモデルの継続的な課題を浮き彫りにしている」との評価が出ている。一方、小規模な店舗面積と近代化された消費者体験が今後に業績改善につながる可能性があるとも指摘した。
同社はまた、最大2000万株の追加株式発行の承認を当局に申請したことも明らかにした。同社はこれまでの申請済み案件で1億2000万株をすでに売却し、総額31億ドルの増資を実施している。今回の増資が可能となり資金調達ができれば、企業買収や投資方針に基づく投資など、一般的な企業目的に使用する予定だとしている。ただ、現時点では具体的な取り決めはないという。
(5-7月・第2四半期)
・1株利益:0.04ドル(予想:-0.01ドル)
・売上高:7.98億ドル(31%減、予想:8.96億ドル)
ハードウェアおよびアクセサリー:4.51億ドル(予想:4.77億ドル)
ソフトウェア:2.08億ドル(予想:2.83億ドル)
コレクタブル:1.39億ドル(予想:1.35億ドル)
【企業概要】
米国・カナダ・オーストラリア・欧州において、ゲームやエンターテインメント製品をeコマースと店舗を通じて提供する。ビデオゲーム機器、コントローラーやヘッドセット等のアクセサリー、ゲームソフト類のほか、映画業界やポップカルチャーをテーマとしたライセンス商品も販売する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース