モルガンスタンレー、アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ＝米国株個別

（NY時間13:52）（日本時間02:52）

モルガンスタンレー<MS>　96.34（-0.29　-0.29%）

モルガンスタンレー<MS>が続落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を１０５ドルに設定した。同社の投資銀行部門の回復は同業他社よりも緩やかだとし、２０２５年の純受取利息（ＮＩＩ）の予測に対する下方リスクを挙げた。また、サイクルがさらに進むにつれ、独立系投資銀行が恩恵を受ける可能性が高いとも述べている。

「成長の余地が大きい独立系投資銀行は、低調な水準にあり、大手銀の評価額が低下しているため、この回復がそれほど組み込まれていないようだ」と述べている。

現金仕分けの鈍化と金利低下時の資産利回りの圧力により、２０２５年のウェルス・ネット・インタレスト・インカム（ＮＩＩ）の予測に３％の下振れリスクがあると見ているという。同社のウェルスマネジメント部門の収入は競合他社よりも割合が大きく、ウェルスＮＩＩがウェルスマージンの主な原動力であることを考えると、これは成長のリスクを意味する、と我々は考えている」と述べている。

さらに同社は競合と比較して自社株買いを拡大する余地が少ないとも付け加えた。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース