東京為替:ドル・円は伸び悩み、円買いが下押し
12日午前の東京市場でドル・円は142円21銭から142円95銭まで値を切り上げたが、142円前半に失速した。米インフレ指標は想定ほど悪化せず、ドル買い先行。ただ、日銀の金融正常化への思惑が広がりやや円買いに振れ、主要通貨を押し下げた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は142円21銭から142円95銭、ユーロ・円は156円63銭から157円36銭、ユーロ・ドルは1.1006ドルから1.1014ドル。
【要人発言】
・田村日銀審議委員
「中立金利は最低でも1%とみている」
「見通し実現の場合、政策金利は名目中立金利まで上昇の必要」
「段階的に短期金利を引き上げ、反応を確認しながら適切な水準を探る必要」
「物価の先行き、上振れリスクが膨らんできているのではと懸念」
【経済指標】
・日・7-9月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数:前期比+5.1(4-6月期:前期比+0.4)
・日・8月国内企業物価指数:前年比+2.5%(予想:+2.8%、7月:+3.0%)
《TY》