モロゾフが続落、原材料価格高騰響き25年1月期営業利益予想を下方修正
モロゾフ<2217>が続落している。11日の取引終了後、25年1月期の連結業績予想について、営業利益を21億2000万円から20億円(前期比19.2%減)へ下方修正したことが嫌気されている。売上高は353億7000万円から358億5000万円(同2.6%増)へ上方修正したものの、上期営業利益が計画を下回って着地したことが響く見通しだ。
同時に発表した第2四半期累計(2~7月)決算は、売上高164億7000万円(前年同期比4.6%増)、営業利益7億2700万円(同12.8%減)だった。人流の回復に伴い、バレンタインデーやホワイトデーなどのイベント商戦が堅調に推移したことに加え、前期は卵の供給制限により販売を休止していた商品を今期は通常通り販売できたことなどにより売上高は伸長したが、原材料価格の高騰による売上原価率の上昇、賃金上昇による人件費の増加、倉庫や物流などの費用増加が利益を圧迫した。