JMHDがマド開けて急伸し4年ぶり高値圏、今期連続最高益計画・自社株取得と消却評価
JMホールディングス<3539>がマドを開けて急伸。2020年9月以来、およそ4年ぶりの高値圏で推移している。12日の取引終了後、24年7月期の連結決算を発表。あわせて25年7月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高は前期比4.4%増の1800億円、最終利益は同13.4%増の62億円を計画する。最終利益は前期に続き過去最高益を更新する見込みで、中期経営計画で示した水準を上回る。更に、前期の期末配当をこれまでの計画から2円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比2円増配の44円に設定した。加えて、立会外での自社株買いの実施と消却についても公表しており、これらをポジティブ視した買いが集まったようだ。
スーパーマーケット事業の既存店売上高は同0.4%増を前提とし、今期中に出店予定のスーパーマーケットで11店舗、外食1店舗の売り上げ寄与を見込む。24年7月期の売上高は前の期比11.3%増の1723億3100万円、最終利益は同23.7%増の54億6500万円だった。同社は東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を通じて12日終値の3055円で総数140万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.25%)、総額42億7700万円を上限に自社株買いを実施するとも発表。13日に120万株を総額36億6600万円で買い付けたと公表した。10月15日に自社株120万株を消却する予定。