GLOEは大幅反落、受注額が期初目標を下回り通期業績予想を下方修正
GLOE<9565>は大幅反落。一時前日比16.9%減となる1255円をつけ年初来安値を更新した。12日取引終了後、24年10月期通期の連結業績予想について、売上高を26億円から22億7000万円(前期比0.3%増)へ、営業利益を1億5000万円から収支均衡(前期は1400万円の黒字)へ、最終損益を9500万円の黒字から3100万円の赤字(同500万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。
前期より営業体制を整備・強化し、国内外の顧客へのアプローチを強化したことで海外顧客からの新規受注が増加。その一方で受注までのリードタイムが長引き、eスポーツイベントの企画・運営を行う主力のクライアントワークサービスの受注額が期初の目標を下回る見通し。eスポーツコミュニティーの価値創造を支援するブランドプロデュースサービスでは、インフルエンサーを起用したイベントの開催の増加により、主にキャスティングの売上高は増加したが、クライアントワークスサービスの不足分を埋められず、売上高・各利益が下振れるという。
同時に発表した第3四半期累計(23年11月~24年7月)決算は売上高が15億4500万円、営業損益が5300万円の赤字、最終損益が8600万円の赤字だった。前年同期は単独決算のため対前年同期との比較はない。