日経VI:上昇、円高・株安など警戒
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13日、前日比+2.09(上昇率7.82%)の28.82と上昇した。なお、高値は31.79、安値は28.82。今日の東京株式市場は売り買いが交錯して始まったが、取引開始後は上値が重く、日経225先物は概ねマイナス圏での推移となった。株価が軟調なことに加え、外為市場で一時1ドル=140円60銭近辺まで円高・ドル安が進んだこと、また、明日から東京市場が3連休となり、その後、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合が控えていることなどから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
《SK》