ボーイングが下落　同社最大労組がスト決行＝米国株個別

（NY時間09:46）（日本時間22:46）

ボーイング<BA>　159.75（-3.03　-1.86%）

ボーイング<BA>が下落。同社最大労組のメンバーが暫定合意していた労働協約案を否決しストライキ実施を決めた。シアトル郊外にある同社の民間航空機製造拠点で生産が一時止まることになる。労働協約案は反対が９４．６％で否決され、スト実施を９６％が支持した。

米西海岸を拠点とする同社従業員３万３０００人が加盟する国際機械工・航空機工労組（ＩＡＭ）によるストは２００８年以来１６年ぶり。現地時間１３日午前０時からストに入った。同社で最も販売機数の多い「７３７ＭＡＸ」を生産するシアトル郊外のレントン工場では、数百人がピケを張った。

オートバーグＣＥＯは労使関係を再構築すると表明し、組合員にストを行わないよう呼び掛けていた。労組の執行部は４年間で２５％の賃上げを受け入れるよう勧告したが、要求を下回る賃上げ率や年次賞与廃止に反発した従業員らはスト実施を選んだ。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース