【市場反応】米9月ミシガン大消費者信頼感指数や長期期待インフレ率が予想上回る、ドル売り後退
米9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は69.0と、8月67.9から予想以上に上昇し、5月来で最高となった。連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策決定においてインフレ期待動向を判断するうえで注目の同指数の1年期待インフレ率速報値は2.7%と、予想外に8月2.8%から下方修正され4カ月連続の低下で、20年12月来で最低。一方、5-10年期待インフレ率速報値は3.1%と、予想外に8月3.0%から上方修正され昨年12月来で最高となった。
信頼感指数や長期期待インフレ率の予想以上の上昇で米国債相場は下落。10年債利回りは3.67%まで上昇した。ドル売りも後退し、ドル・円は140円29銭の安値から140円60銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1102ドルから1.1088ドルへ下落した。ポンド・ドルは1.3153ドルから1.3153ドルへ反落した。
【経済指標】
・米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:69.0(予想:68.5、8月:67.9)
・米・9月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:2.7%(予想:2.8%、8月:2.8%)
・米・9月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:3.1%(予想:3.0%、8月:3.0%)
《KY》