インテルが上昇 半導体製造で補助金最大35億ドル獲得を正式に認可と報じられる=米国株個別
(NY時間09:41)(日本時間22:41)
インテル<INTC> 20.30(+0.64 +3.26%)
インテル<INTC>が上昇。同社は米当局者と拘束力のある合意に達し、国防総省向けの半導体製造で連邦補助金最大35億ドルの獲得を正式に認められた。先週末にブルームバーグが関係者の話として伝えた。早ければ今週にも発表される可能性があるという。
「セキュア・エンクレーブ」と呼ばれるこのプログラムは軍事・情報分野向けの先端半導体生産の確立を目指している。同プログラムでインテルと合意したことは、同社が最近問題を抱えているにもかかわらず、国防総省の計画を実行する同社の能力に米政府が信頼を置いていることを示している。
米商務省は今年3月、インテルのアリゾナ州やオハイオ州での先端半導体生産計画などを支援するため、2022年に成立した国内半導体業界支援法(CHIPS法)に基づき同社に補助金85億ドルを供与し、融資110億ドルを提供すると発表した。しかし、同社は現在もこの支援計画の条件を巡り交渉を続けている。CHIPS法による支援の対象企業は同社を含め、まだ資金を受け取っていない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース