9月16日のNY為替概況
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は139円74銭から140円91銭まで上昇し、引けた。
連邦準備制度理事会(FRB)が9月連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げに踏み切るとの見方が強まりドル売りが加速した後、米9月NY連銀製造業景気指数が予想外にプラスに改善、ほぼ1年ぶり高水準となったためドルの買戻しが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1116ドルから1.1138ドルの狭いレンジでもみ合い、引けた。
欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン理事が「緩和政策では、段階的なアプローチが適切」、スロバキア中央銀行のカジミール総裁が「ECB、12月まで追加利下げ待つことは、ほぼ確実」と、慎重な利下げ姿勢を表明し、ユーロ買いが優勢となった。
ユーロ・円は、155円51銭から156円67銭まで上昇。
ポンド・ドルは1.3188ドルから1.3214ドルまで上昇。
ドル・スイスは0.8435フランへ下落後、0.8459フランまで上昇した。
[経済指標]
・米・9月NY連銀製造業景気指数:11.5(予想:-4.0、8月:-4.7)
《KY》