外為サマリー:大幅な米利下げ観測根強く一時141円50銭台に伸び悩む
18日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=141円65銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円05銭程度のドル高・円安となっている。
17日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円41銭前後と前日に比べて1円80銭弱のドル高・円安で取引を終えた。同日に発表された8月の米小売売上高などで、米経済の底堅さが示されたことから一時142円47銭まで上伸した。
ただ、この日の東京市場は18日(日本時間あす未明)に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとしてドル円相場は伸び悩み。米連邦準備理事会(FRB)が大幅利下げに踏み切るとの観測が根強く、午前9時50分ごろには141円56銭をつける場面があった。その後は下げ渋っているものの、時間外取引で米長期金利の上昇が一服していることが重荷となっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1127ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=157円62銭前後と同1円05銭程度のユーロ高・円安で推移している。