東京株式(前引け)=反発、買い一巡後は伸び悩む
18日前引けの日経平均株価は前営業日比258円22銭高の3万6461円44銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は7億4177万株、売買代金概算は1兆6353億円。値上がり銘柄数は1187、対して値下がり銘柄数は391、変わらずは64銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク選好の地合いとなり、終始買い優勢の展開だった。前日の米国株市場は様子見ムードのなか主要株価指数が高安まちまちの展開となったが、外国為替市場で急速な円高に歯止めがかかったことで、これを好感する動きとなった。ただ、取引時間中に再び円高方向に振れたのを横目に買いの勢いは弱まった。日経平均は朝方に470円あまりの上昇で3万6000円台後半に買われた後は伸び悩む展開を強いられている。一方、個別株の物色意欲は小型株中心に活発で、値上がり銘柄数は全体の7割強を占めている。
個別ではディスコ<6146>が買い優勢だったほか、アドバンテスト<6857>も上値指向。ソフトバンクグループ<9984>も堅調。ファーストリテイリング<9983>が値を上げ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。三井海洋開発<6269>が急騰、円谷フィールズホールディングス<2767>も大幅高。半面、三菱重工業<7011>が利益確定売りに押され、IHI<7013>も下落した。さくらインターネット<3778>も大きく下値を試す展開に。西武ホールディングス<9024>が大幅安、アクシージア<4936>の下げも目立つ。