ダウ先物は小動き FOMCの結果待ち=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)
ダウ先物 42088(+51.00 +0.12%)
S&P500 5708.50(+8.25 +0.14%)
ナスダック100先物 19724.50(+48.75 +0.25%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動きで推移している。本日午後のFOMCの結果待ちで様子見気分が強いようだ。
利下げ開始は確実視しているものの、利下げ幅については見方が分かれている。短期金融市場では0.50%ポイントの大幅利下げへの期待が0.25%ポイントの通常利下げを上回っているが、一部からは否定的な見解も出ている。
利下げサイクルの最初の動きとして0.50%ポイントの大幅利下げは歴史的に見ても「異例」だという。また、予防措置としても大幅利下げを行うべき環境にはないとも述べている。
ただ、利下げ自体への期待感は強い。「利下げは一般的に企業収益に恩恵をもたらし、長期に渡る高金利とインフレ鎮静化の後にようやく訪れる好転の兆しとなるほか、足元で既に好調な株式市場にさらなる上昇をもたらす可能性もある」との声も出ている。今年のS&P500はすでに18%上昇している。
1974年以来、最初の利下げから3カ月後、6カ月後、12カ月後のS&P500の上昇率は、それぞれ中央値で6.4%、9.8%、15.6%となっているという。
大幅であればポジティブな反応、通常であればネガティブな反応との見方も出ているが、今回はパウエル議長の会見のほか、FOMC委員の金利見通し(ドット・チャート)も公表され、値動きが荒くなる可能性も留意される。
日本時間19日午前3時頃に結果発表、3時半にパウエル議長の会見が始まる。
ザ・ノースフェイスなどの複数のアパレルブランドを所有するVF<VFC>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の19ドルから22ドルに引き上げた。今後4から6四半期で同社のファンダメンタルズが改善すると期待しているという。
女性用ランジェリーのビクトリアズ・シークレット<VSCO>が上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を従来の23ドルから25ドルに引き上げた。同社にとって最悪の時期は過ぎたとしている。
宇宙製品や関連サービスのインテュイティブ・マシーンズ<LUNR>が時間外で急伸。NASAから最大48億2000万ドルの大型契約を獲得したと発表した。
EU裁判所はきょう、アルファベット<GOOG>傘下のグーグルが競合企業の広告表示を制限した可能性があるとして14億9000万ユーロの制裁金支払いを命じた欧州委員会の決定を無効とした。グーグルにとっては大きな勝利となる。時間外で株価は小幅高での推移。
(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
VF<VFC> 19.15(+0.75 +4.08%)
ビクトリアズ・シークレット<VSCO> 24.59(+0.32 +1.32%)
インテュイティブ・マシーンズ<LUNR> 8.49(+3.09 +57.22%)
アップル<AAPL> 217.14(+0.35 +0.16%)
マイクロソフト<MSFT> 436.69(+1.54 +0.35%)
アマゾン<AMZN> 187.55(+0.67 +0.36%)
アルファベット<GOOG> 161.83(+1.55 +0.97%)
テスラ<TSLA> 229.30(+1.43 +0.63%)
メタ<META> 539.36(+3.04 +0.57%)
エヌビディア<NVDA> 115.75(+0.16 +0.14%)
AMD<AMD> 151.10(+0.28 +0.19%)
イーライリリー<LLY> 906.97(+0.79 +0.09%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース