NY為替:米0.5ポイント利下げ決定も緩和急がず、ドルは値動きの荒い展開
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は140円45銭まで下落後、142円71銭まで上昇し、142円25銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で当初の予想に反し、0.50%ポイントの大幅利下げに踏み切ったほか、スタッフ予測ではさらなる利下げが想定されたため金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、パウエル議長が経済や消費に楽観的な見解を示し、強さを保持していくと言及、さらに、「急いでいない」としたため緊急利下げ観測が後退し、金利が上昇に転じると、ドルの買戻しが強まった。
ユーロ・ドルは1.1189ドルまで上昇後、1.1097ドルへ下落し、1.1118ドルで引けた。ユーロ・円は、157円13銭まで下落後、158円37銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3298ドルまで上昇後、1.3176ドルへ反落。ドル・スイスは0.8391フランまで下落後、0.8463フランへ上昇した。
《MK》