<動意株・19日>(大引け)=メドレー、リベラウェア、シンフォニアなど

材料
2024年9月19日 15時03分

メドレー<4480>=急反発。同社は18日、医療・介護・福祉事業所が抱える人材領域における経営課題の解決を目的に、りそなホールディングス<8308>傘下の埼玉りそな銀行との協業を開始したと発表。これが材料視されているようだ。この取り組みは、埼玉りそな銀行を通じて埼玉県内の介護事業所を中心とした医療・介護・福祉事業所に、メドレーが手掛ける日本最大級の医療介護求人サイト「ジョブメドレー」、介護・障がい福祉・在宅医療向けのオンライン動画研修サービス「ジョブメドレーアカデミー」を提供するもの。メドレーは今後も、地域金融機関をはじめとした地域で事業を展開する他業種と連携を図っていくとしている。

Liberaware<218A>=5連騰。この日午前、岡野バルブ製造<6492>と20日から資本・業務提携を開始すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この提携により従来からの連携を更に強固なものにし、老朽化が進む国内インフラ・プラント設備へリベラウェアの開発ドローン「IBIS2」を活用した点検とDXソリューションを展開していく。両社はこれまで福島第1原子力発電所内の設備調査などで協業を行ってきた経緯がある。

シンフォニア テクノロジー<6507>=ジリジリと上値指向で新高値。半導体向け搬送装置などを主力展開するが、生成AI市場の拡大を背景とした、高水準の半導体設備投資需要が追い風となっている。同社は中期的にも半導体関連事業に注力の構えを明示、2030年には前期実績比で2.7倍となる年商800億円を計画している。ここ半導体関連の主力銘柄が軟調な値動きとなるなかも、同社株には法人筋の実需買いとみられる継続的な資金流入が観測される。きょうはレーザーテック<6920>を筆頭に半導体製造装置関連が軒並み高に買われており、その流れに乗る形となった。

八洲電機<3153>=急伸。18日取引終了後、25年3月期通期連結業績予想について、売上高を650億円から660億円(前期比1.8%増)へ、営業利益を42億円から46億円(同18.1%増)へ、最終利益を29億円から34億円(同28.0%増)へ上方修正しており、好感されている。同社は電気機器関連の販売・システム工事会社。プラント事業における半導体製造に関連する企業の電源設備付帯工事及びプラント設備の保守・改修や、産業・設備事業におけるデータセンター向けの空調機器設備案件、更に交通事業における受変電設備更新工事など、エンジニアリング案件が好調に推移。また、固定資産の売却による特別利益計上も寄与する。

鈴茂器工<6405>=9日続伸で新値街道を行く。18日取引終了後に4~9月期連結業績予想の上方修正を発表。売上高を75億9500万円から78億5000万円(前年同期比16.6%増)へ、営業利益を6億9000万円から9億円(同98.2%増)へ引き上げており、これを好感した買いが入っている。主要顧客である外食・小売業での機械化や省人化の動きが継続しており、これを追い風に国内外で製品需要が堅調なことが要因。価格改定の効果も寄与する見通し。通期予想については、国内外の需要環境が不透明なことや、投資コストが一部下期に繰り延べられる見込みであることから従来予想を据え置いた。

メンタルヘルステクノロジーズ<9218>=3日ぶり反発。法人向けにメンタルヘルス問題解決に関するソリューションをクラウドで提供するが、業容拡大に向けた提携戦略にも前向きに取り組んでいる。18日取引終了後、健保の保険事業や法人向け健康関連業務を手掛けるバリューHR<6078>と資本・業務提携契約を締結したことを発表、これが株価の刺激材料となっている。今回の提携に伴い、両社の顧客基盤を生かしたサービスの相互送客による顧客満足度向上や価値最大化などを目指す方針で、中期的な収益メリットに期待した買いが優勢となった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 

出所:MINKABU PRESS

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