ダウ先物は457ドル高 ナスダック100も2%超上昇=米国株

市況
2024年9月19日 22時09分

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:58)(日本時間21:58)

ダウ先物 42366(+457.00 +1.09%)

S&P500 5768.25(+88.25 +1.55%)

ナスダック100先物 20002.25(+421.75 +2.15%)

米株価指数先物市場でダウ先物は400ドル超の大幅高となっているほか、S&P500、ナスダック100も大幅に上昇している。市場は前日のFRBの大幅利下げを再評価する動きが出ている模様。前日はパウエル議長が利下げを急がない姿勢を強調したことから、米株式市場も上値を抑えられていたが、大規模な利下げが米経済を景気後退から守るという楽観的な見方に繋がっているようだ。

パウエル議長は今年の追加利下げを示唆したが、利下げ幅が0.50%刻みになるとは限らないと警告した。しかし、市場は利下げへの見方を強めており、短期金融市場では年内あと2回のFOMCで計0.75%ポイントの利下げの可能性を織り込み始めている。11月と12月のどちからでの大幅利下げを意味する。

AIに対する過剰な期待から米株式市場は大幅に上昇し、割高感も出ている現在、追加利下げが追い風となるかに関心が移っている。S&P500は今年に入って18%上昇しているが、2カ月前の水準とほとんど変わっていない。ストラテジストは「米経済は今後も回復基調を維持し、株式市場はさらに上昇するだろう。ソフトランディングのシナリオ下では、最初の利下げ後6カ月間でS&P500は歴史的に10%上昇している」と述べた。多くの利下げは織り込み済みだが、リスク・リワードは依然として良好だという。

「今回の利下げはより緩和的な金融政策がFRBの着実な政策遂行の可能性を高め、経済とリスク資産の両方にとってポジティブなもになる」との声も聞かれた。

「FRBは緩和サイクルへのシグナルを発した。大胆な動きではあったが、それは恐らく正しいだろう。今回の利下げはFRBが成長支援の明確なシグナルを金融市場、企業、そして家計に送ったものだ」との指摘も聞かれる。

アップル<AAPL>は厳重に保護されているアイフォーンのオペレーティングシステム(OS)を他社にも開放しなければ、EUから多額の罰金が科される可能性があると警告を受ける見通しだと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ただ、時間外で同社株は上昇。

在宅勤務や職場向けの什器を手掛けるスチールケース<SCS>が決算を受け時間外で大幅安。大口顧客や中国からの需要が落ち込んだ。ガイダンスも公表し、予想を下回る売上高見通しを示していた。

企業向けに従業員とその家族の不妊治療に特化した福利厚生サービスを手掛けるプロジニー<PGNY>が時間外で大幅安。重要顧客が来年の1月1日付けで同社とのサービス契約打ち切りを選択したと発表した。ただ、これによる24年12月31日終了する会計年度の財務に悪影響を及ぼすことはないとしている。

フード・デリバリーサービスのドアダッシュ<DASH>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を155ドルに設定した。同アナリストによる同社のチェックが継続的な強さを示しているという。

(NY時間09:08)(日本時間22:08)時間外

スチールケース<SCS> 12.80(-1.31 -9.28%)

プロジニー<PGNY> 18.40(-6.04 -24.71%)

ドアダッシュ<DASH> 138.34(+5.86 +4.42%)

アップル<AAPL> 224.98(+4.29 +1.94%)

マイクロソフト<MSFT> 437.24(+6.43 +1.49%)

アマゾン<AMZN> 189.93(+3.50 +1.88%)

アルファベット<GOOG> 164.40(+3.59 +2.23%)

テスラ<TSLA> 233.57(+6.37 +2.80%)

メタ<META> 550.16(+12.21 +2.27%)

エヌビディア<NVDA> 116.85(+3.48 +3.07%)

AMD<AMD> 153.86(+5.57 +3.76%)

イーライリリー<LLY> 914.28(+9.31 +1.03%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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