米大幅利下げ、市場のボラティリティを高める可能性
前日のFRBによる0.50%ポイントの大幅利下げは、短期的には市場を押し上げる可能性があるが、米インフレと成長がFRBの予測と一致しない場合、今後数カ月の間に市場のボラティリティを高めるリスクがあるとの指摘が出ている。
極めて不透明な見通しとFRBのブラックアウト期間前の意見の相違を考慮すると、前日の決定におけるほぼ全会一致の意見は恐らくタカ派のボウマン理事の反対1票よりも驚くべきことだという。
短期金融市場は年内にさらに0.70%ポイントの利下げを織り込んでいる。われわれは市場の利下げ期待は最終的に裏切られると考えており、その代わりの好材料は回復力のある成長であろうと述べている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美