米大手銀株が堅調 イールドカーブのスティープ化が進む=米国株個別
きょうの米株式市場は大幅高となっており、株価指数は最高値を更新している。エヌビディア<NVDA>などIT・ハイテク株が上げを先導している中、本日は大手銀株の上げも目立っている。FRBは前日のFOMCで大幅利下げを実施したが、ペースは別にして、今後も利下げを継続する姿勢を強調していた。それらを受けて本日の市場はソフトランディングへの期待が強まっている格好。
同時に米国債市場では政策金利に敏感な2年債など短期ゾーンの利回りは低下の一方、10年債など長期ゾーンの利回りは上昇している。イールドカーブのスティープ化が更に進んでおり、それは銀行業の純受取利息(NII)を拡大させ収益拡大に繋がる。ソフトランディングへの期待が強まれば市場も活発化することから、トレーディング収益や投資銀行部門の収益も期待感が高まる。
銀行株が景気敏感株と言われる所以ではある。
(NY時間15:51)(日本時間04:51)
JPモルガン<JPM> 210.51(+2.98 +1.44%)
バンカメ<BAC> 40.97(+1.35 +3.39%)
シティグループ<C> 62.91(+3.01 +5.02%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 55.66(+1.40 +2.58%)
ゴールドマン<GS> 503.51(+18.93 +3.91%)
モルガン・スタンレー<MS> 100.73(+1.43 +1.44%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース