NY株式:NYダウは522ドル高、大幅利下げでソフトランディング期待高まる

市況
2024年9月20日 5時44分

米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は522.09ドル高の42,025.19ドル、ナスダックは440.68ポイント高の18,013.98で取引を終了した。

週次新規失業保険申請件数が4カ月ぶり低水準となり労働市場の減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。さらに、連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利下げが奏功し経済がそれほど落ち込まずソフトランディングにとどまるとの期待感も強まり、続伸した。ハイテクも強く相場を支援し、終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・同製造装置が上昇、家庭・パーソナルが下落した。

レストランチェーンを運営するダ―デン・レストランツ(DRI)は四半期決算の内容が予想を下回ったものの売上見通しを引き上げ、さらに、配達を巡り配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)との提携を発表し、上昇。住宅建設会社のレナー(LEN)やDRホートン(DHI)などは住宅ローン金利の低下で売上増期待が強まり、それぞれ上昇。

地銀のフィフス・サード・バンコープ(FITB)、ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズ(FCNCA)、リージョンズ・フィナンシャル(RF)、ハンチントン・バンクシェアーズ(HBAN)は格付け会社ムーディーズがバランスシートの健全化期待にそれぞれの信用格付けを引き上げ、上昇した。ホテルチェーン運営のマリオット(MAR)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。靴メーカーのスケッチャーズ(SKX)は幹部がウェルズ・ファーゴ銀主催の消費者イベントで、中国の景気減速に伴う裁量支出の減少が激しく年後半の中国の売り上げにおいて想定以上の圧力があると警告し、大幅安。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)も連れ安となった。

運送会社のフェデックス(FDX)は取引終了後に四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益が予想を下回ったほか見通し引き下げが嫌気され、時間外取引で売られている。

(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

提供:フィスコ

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