NY為替:米新規失業保険申請件数が減少、景気減速懸念後退でドル高&リスクオン
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円76銭まで上昇後、142円54銭まで下落し、142円61銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が前回から予想以上に減少し労働市場の減速懸念が後退、さらに、米9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想以上に上昇したため景気悪化への悲観的見方が後退し、金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、米8月中古住宅販売件数が予想以上に7月から減少したためドル買いが後退した。
ユーロ・ドルは1.1117ドルまで下落後、1.1167ドルまで上昇し、1.1163ドルで引けた。ユーロ・円は、159円95銭まで上昇後、158円82銭まで下落。日銀が金融政策決定会合で政策を据え置くとの見方に円が軟調に推移。ポンド・ドルは1.3289ドルから1.3220ドルまで下落後、戻した。英国中銀は金融政策決定会合で予想通り政策金利の据え置きを決定も、1委員が利下げを主張したことや慎重ながら利下げ基調に変わりはないとの見方に高値からのポンド売りに伸び悩んだ。ドル・スイスは0.8506フランまで上昇後、0.8463フランまで下落した。
《MK》