19日の米株式市場の概況、NYダウ最高値更新 米経済の軟着陸期待広がる
19日の米株式市場では、NYダウが前日比522.09ドル高の4万2025.19ドルと3日ぶり大幅反発。初めて4万2000ドル台に乗せた。前の日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%幅の大幅な利下げが決まったことに対し、改めてポジティブ視する姿勢が広がった。米経済の軟着陸期待が強まるなか、リスク資産となる株式市場への資金流入を見込んだ買いが集まり、NYダウとともにS&P500種株価指数も過去最高値を更新。ナスダック総合株価指数の上昇率は2.5%に上った。
キャタピラー<CAT>が買われ、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やセールスフォース<CRM>が堅調推移。ダーデン・レストランツ<DRI>が大幅高となった。一方、コカ・コーラ<KO>やプロクター・アンド・ギャンブル<PG>、メルク<MRK>が冴えない展開。ビザ<V>やウォルマート<WMT>が下落したほか、スチールケース<SCS>やスケッチャーズU.S.A.<SKX>が急落した。
ナスダック総合株価指数は440.680ポイント高の1万8013.981と大幅反発。アップル<AAPL>やエヌビディア<NVDA>が上伸し、メタ・プラットフォームズ<META>がしっかり。テスラ<TSLA>やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が急騰したほか、ドアダッシュ<DASH>やプレイティカ・ホールディング<PLTK>が頑強な動きをみせた。一方、ダラー・ツリー<DLTR>やモデルナ<MRNA>が売られ、プロジニー<PGNY>とヴァンダ・ファーマシューティカルズ<VNDA>が大きく水準を切り下げた。