外為サマリー:142円40銭前後で推移、日銀会合の結果や総裁会見を待つ状況
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=142円40銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭程度のドル安・円高となっている。
19日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円63銭前後と前日に比べて35銭程度のドル高・円安で取引を終えた。良好な米経済指標を手掛かりに一時143円70銭台まで上伸したが、英イングランド銀行(中央銀行)の政策金利維持を受けたポンド買い・ドル売りなどが影響し伸び悩んだ。
この日の東京市場のドル円相場は、日銀金融政策決定会合の結果や植田和男総裁の記者会見を見極めたいとして積極的な売買が手控えられている。日銀は政策金利を据え置く公算が大きいが、市場では会見で追加利上げ時期のヒントを探りたいとする向きが多いようだ。なお、総務省が朝方発表した8月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比で2.8%の上昇となったが、今のところ相場への影響は限られている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1160ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=158円94銭前後と同10銭強のユーロ高・円安で推移している。