ダウ、ナスダックともにやや軟調=米国株式市場序盤
ダウ、ナスダックともにやや軟調=米国株式市場序盤
きょうのNY株式市場はダウ平均、ナスダックともに軟調。値幅は大きなものではないがマイナス圏推移。
市場は米債利回りの上昇を嫌気している。米10年債利回りはロンドン市場での3.70%前後から3.75%台まで上昇している。前日の大幅な上昇に対する調整の動きなども見られる。
ダウ平均はエリオット・ヒル氏がCEO兼社長として復帰することが公表されたスポーツ用品大手ナイキが5%以上上昇して下げ幅を縮める動き。カード大手アメックス、小売り大手ウォルマートなども強い。銀行大手ゴールドマンサックス、建設・鉱業機械のキャタピラー、システム会社セールスフォースなどが下げ寄与度上位。
新興ハイテクはテスラが2.5%安と軟調。半導体のAMDやエヌビディアも安い。総じてマイナス圏が目立ち、プラス圏のアップルやアルファベットも上昇率は小幅。ダウ以上に下げるナスダックの動きにつながっている。
その他、決算が弱かった運輸大手フェデックスが15%を超える大幅安。
昨日、冴えない決算ながら買いが入っていたレストラン経営のダーデン・レストランツ<DRI>は、米投資銀行エバコアISIの投資判断引き上げなどが見られたが、小幅マイナス圏と冴えない。
キーバンクキャピタルの判断引き上げでプラス圏スタートの半導体関連アムコー・テクノロジーズはマイナスに転じている。
フェデックス<FDX> 254.23(-46.16 -15.37%)
ナイキ<NKE> 85.94(+4.96 +6.12%)
アムコー・テクノロジー<AMKR> 31.52(-0.13 -0.41%)
ダーデン・レストランツ<DRI> 171.27(-1.00 -0.58%)
アップル<AAPL> 230.20(+1.33 +0.58%)
アルファベットC<GOOG> 163.36(+0.12 +0.07%)
テスラ<TSLA> 237.98(-5.94 -2.44%)
AMD<AMD> 153.75(-2.99 -1.91%)
エヌビディア<NVDA> 116.49(-1.38 -1.17%)
ダウ・インク<DOW> 51.34(-1.56 -2.94%)
セールスフォース<CRM> 261.97(-4.03 -1.51%)
ゴールドマン<GS> 498.61(-5.23 -1.04%)
キャタピラー<CAT> 368.97(-4.34 -1.16%)