NY株式:NYダウは38ドル高、追加大幅利下げ期待が下支え

市況
2024年9月21日 6時03分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は38.17ドル高の42,063.36ドル、ナスダックは65.66ポイン安の17.948.32で取引を終了した。

材料出尽くし感にまちまちで寄り付いた。その後、利益確定売りやオプション満期絡みの売りに上値が抑制され、相場は下落した。ただ、ダウはソフトランディング期待に底堅く、終盤にかけ連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が労働市場の状況次第でさらなる0.5%の利下げの可能性に言及すると、プラス圏を回復し連日過去最高値を更新。一方、長期金利が下げ止まりハイテクは終日軟調で、まちまちで終了した。セクター別では、公益事業が上昇した一方、運輸が下落。

半導体のインテル(INTC)は同業のクアルコム(QCOM)が買収打診したとの報道で、上昇。持続可能なソリューションを生産するエネルギー会社のコンステレーション・エナジー(CEG)は所有するスリーマイル島原子力発電所を再稼働させカーボンフリー電力の総量売却でソフトウエアメーカー、マイクロソフト(MSFT)が人工知能(AI)電力源として同社と20年間の契約合意に達し、大幅高。

スポーツ用品会社のナイキ(NKE)はドナホー最高経営責任者(CEO)兼社長の後任に元幹部のエリオット・ヒル氏を充てる人事が好感され、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はアイフォーン16の販売開始で利益確定売りに軟調。住宅建設会社のレナー(LEN)は四半期決算の積極的なインセンティブにより利益率見通しが予想を下回り、下落した。

FRBのボウマン理事は連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを支持した理由として、時期尚早な勝利宣言につながることを回避するため小幅な利下げ開始が望ましいと判断したと説明。

(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

提供:フィスコ

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