24日の株式相場見通し=4日続伸、3万8000円台回復へ
24日の東京株式市場は日経平均株価が4日続伸し、フシ目の3万8000円台を回復しそうだ。3連休明けとなるきょうの東京市場だが、前日の欧州株市場で独DAXや仏CAC40など主要国の株価指数が総じて強い動きを示したほか、米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに小幅ながら上昇したことで買い安心感が浮上している。外国為替市場では足もと円が強含んでいるものの、ここにきてドル高・円安方向に振れており、前週末は1ドル=144円台まで円売りの動きが鮮明化したことなども、輸出セクターを中心に追い風材料となる。米国では前週17~18日に行われたFOMCでFRBが0.5%の大幅利下げを決めたことが引き続き好感されている。前日は複数のFRB高官がハト派的な発言を行ったこともポジティブ視された。個別では半導体大手インテル<INTC>が一時4%を超える上昇をみせるなど半導体関連株が総じて堅調となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら反発したことも全体相場に追い風となった。ただ、ダウは高値警戒感も拭えず上値も重くなっている。東京市場では日経平均株価の相対的な出遅れ感が意識されやすく、前日の欧米株高を受けて目先戻り足を強めそうだ。一方、今週末に自民党総裁選の投開票を控え、この結果を見極めたいとの思惑から買い一巡後は神経質な値動きとなることが想定される。
23日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比61ドル29セント高の4万2124ドル65セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同25.949ポイント高の1万7974.270だった。
日程面では、きょうは8月の白物家電出荷額など。海外では豪中銀の政策金利発表、9月の独Ifo企業景況感指数、7月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、9月の米消費者信頼感指数など。