野村が一時3%安、債券先物での相場操縦の疑いで監視委が課徴金勧告の方針と伝わる
野村ホールディングス<8604>が後場に売られ、前日比で一時3%安となった。読売新聞電子版がこの日、野村証券が自己資金による国債の先物取引で相場操縦を行った疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が25日午後にも、金融商品取引法違反で同社に課徴金を科すように金融庁に勧告する方針を固めたことがわかった、と報じた。報道をネガティブに受け止めた投資家の売りが膨らんだようだ。記事によると、グローバル・マーケッツ部門で管理職だったディーラーが2021年ごろ、実際には売買する意思がないのに大量の注文を出し、その後取り消す「見せ玉」と呼ばれる手口で不正に価格を変動させて、利益を得た疑いがあるという。