スティッチ・フィックスが決算受け急落 通期の売上高見通しが予想下回る=米国株個別
(NY時間10:11)(日本時間23:11)
スティッチ・フィックス<SFIX> 2.51(-1.24 -33.06%)
アパレルのスタイリング・プラットフォームを手掛けるスティッチ・フィックス<SFIX>が急落。前日引け後に5-7月期決算(第4四半期)を発表し、売上高、EBITDAは予想を上回った。
ただ、株価はネガティブな反応。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。EBITDAも予想を下回る見通しを示した。同社は2026年度末までには成長を回復するとの見通しを示したものの、市場はそれにも失望しているようだ。
アナリストは「予想を下回る第1四半期および25年度のガイダンスは売上高に対する重大な逆風を反映している」と述べている。また、株式は短期的にも中期的にもレンジ相場が続くと予想しているとし、最近の株価の変動と5ドルを下回る株価を受け、目標株価を撤回した。
(5-7月・第4四半期)
・1株損益:-0.29ドル(予想:-0.21ドル)
・売上高:3.20億ドル(予想:3.18億ドル)
・EBITDA(調整後):952万ドル(予想:777万ドル)
・アクティブ・クライアント:251万人
・クライアント単価:533ドル
(8-10月・第1四半期見通し)
・EBITDA(調整後):500~900万ドル
(通期見通し)
・売上高:11.10~11.60億ドル(予想:13.00億ドル)
・EBITDA(調整後):1400~2800万ドル(予想:3280万ドル)
【企業概要】
アパレル・靴・アクセサリーをウェブサイトまたはモバイルアプリを通じて販売。独自のアルゴリズムを活用し、顧客が登録したスタイルプロフィールからパーソナライズされたアイテムの組み合わせを推奨。顧客との長期的な信頼関係の構築に取り組む。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース