TSIHDは大幅反発、構造改革効果で上期経常損益を赤字縮小へ上方修正
レディスアパレル大手のTSIホールディングス<3608>が大幅反発している。25日の取引終了後、25年2月期上期(3~8月)の連結経常損益を従来予想の5億円の赤字から7500万円の赤字(前年同期は16億800万円の黒字)に上方修正すると発表。赤字幅が縮小する見通しとなったことが好感されている。
構造改革の取り組みにより、広告宣伝費や物流費、本部費が抑制されたことが上振れの主因。売上高は3月の天候不順により苦戦したものの、4月以降の気温上昇に伴い復調基調にあったことに加え、インバウンド需要も追い風となり、期初計画をやや上回った。なお、通期の経常損益は従来予想の25億円の黒字を据え置いている。